昨年を振り返って

やはり、5月のうかべん大阪#7で紹介していただいたことが、大きな刺激になったと思います。そこから年末までは、計算の精度向上と、テーブル参照から計算への切り替えに力を注いだ年になりました。
朔望日時と月出没時刻の計算は、他者のプログラムを移植していたものを、『日の出・日の入りの計算』に掲載された計算方法を基に、自力でコーディングしたものに切り替えました。アルゴリズムが分かっているので、どう手を加えれば良くなるかというのも分かりましたし、さらに理解を深める契機にもなりました。
また、十二直と日家九星は、それまでテーブルを参照していたものを、計算で求めるように切り替えました。これらは、二十四節気の日付を正確に求められるようになった結果です。さらには、三隣亡や一粒万倍日が求まるという副産物もありました。
結果的に、他者のプログラムで残っているのは、月の概形を表示する処理のみとなりましたし、テーブルを参照するのも、旧暦の日付とΔT(力学時と世界時の差)だけとなりました。現状、月と太陽位置の略算式の精度(海上保安庁の略算式なので、誤差は角度の6秒(=1度の6/3600))でやれることはやったかな、という感じです。まぁ、何か思いついたら実装したいと思います。

日の出・日の入りの計算―天体の出没時刻の求め方

日の出・日の入りの計算―天体の出没時刻の求め方